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      2023/12/13

農業の補助金 就農準備資金 年150円! MAX5年間!!

農業補助金制度

農業を始める人の補助金制度

 
aspara農家
 

今回のテーマは農業に関する補助金制度についてです。

まず第一回目は『就農準備資金』です。


就農準備資金・経営開始資金

 

(農業次世代人材投資資金)

 

49歳以下の研修生が
年150万円
最大2年間

国から受けられる補助金です。

私が選んだ研修先でもある
長崎県壱岐市では

この国の補助金制度とは別に
壱岐市独自の制度
年110万円の補助金が受けられます。
(月10万円×11か月)

JA壱岐市が窓口となってくださり、
県の振興局のアドバイスのもと
複雑な手続きなど
手厚くバックアップしてくれます。

この期間は研修プログラムが一応あり
(とは言っても…ほぼ農家さんにお任せ)
既定の日数の研修時間をクリアしないことには
補助金が受けられません。

この補助金がいいのか悪いのか...

メリット
お金をもらいながら勉強ができる!!

デメリット
補助金を受けることでスタートが遅くなる点
農業を続けなければいけなくなる点
補助金は雑所得で確定申告


メリット

・お金をもらいながら勉強ができる!!

やはり年間150万円のお金をもらいながら、
1~2年間しっかり学び技術習得できるのは、
農家ならではの制度ではないでしょうか。

農業は国から手厚く守られているな~
と思う反面...
そこまでしても人が集まらない農業の現状
どんな深い謎があるのか、考えさせられます。

デメリット

①補助金を受けることでスタートが遅くなる点  

耕作地さえあれば農業は誰にでもすぐ始められます。
簡単にいえば、作物さえできてしまえばすぐに収入が生まれます。
今の時代、YouTubeをみれば大体のことは学べます。

わざわざ年150万の補助金を受けて、
人生の大切な時間を投資してまで、
開始のタイミング(実践)を遅らせることに
果たして価値があるのか...

私の場合は、農業(アスパラガス栽培)に対して
全くの無知。
言わば、何も知らない赤ちゃん状態
必死に学ぶことでとても充実した時間を過ごせました。

*受け入れの研修農家さんも本気で向き合ってくれたので
本当に感謝の気持ちでいっぱいです!!!

②農業を続けなければいけなくなる点

以下の場合は返還の対象となります

  1. 交付期間の1.5倍(最低2年間)の期間、就農を継続しない場合

補助金を受けたら限られた人生の時間のなかで
『農業という縛り』が生まれてしまう。

もちろん自分に合わないなと感じれば、早々に補助金を返還して
撤退すればいいだけの話ですがね。

やはり、一度受け取ったものを手放せずに
この補助金の魔力で
ズルズルと何となく自分に合っていない人生を
送ってしまう人も多く生み出してしまうのでは...と感じます。

③補助金は雑所得で確定申告

①②は農業の世界にに覚悟を持って飛び込んだ人に対して
ほぼデメリットとは感じません。

最も????と思ったのが
この③です!!
 

補助金を受けて、研修で時間を拘束されて、
その間、他の仕事ができない状況。
つまり年間150万円の収入。

丸々受け取れれば
移住して家を借りて少ない生活費で何とかやっていけますが、

なんと!?
この受けた補助金150万は雑所得扱い
として確定申告することになるのです!!!!!
この雑所得に対して
翌年しっかり健康保険料、住民税が襲い掛かってきます!!
その額、年間20万円以上!!!

国民年金、国民健康保険料、住民税
収めるのは当たり前ですが...
それにしても...

補助金を受けて他の収入が途絶えた人にとって
ここから徴収していくこの現状...

正直シビれました。


これから農業を始めたい人は、
これらのメリット、デメリットを加味したうえで、
くれぐれも目先の150万(補助金)で
人生の限られた時間を無駄にしないように
戦略的に長期目線で考えて取り組んでいってほしいです。

ちなみに
私の場合は補助金には一切手を付けずに
まずは肌で農業を始めてみて
嫌なら補助金を返納して撤退する覚悟で研修を受けました!

今ではすっかりアスパラガスにハマっています!
今のところ思い切って農業の世界に飛び込んでよかったと感じております。

今回もゆる~い内容の記事を
最後まで読んで頂き
ありがとうございました。

では、また次回!!

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