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アスパラガス農家のオフシーズンの過ごし方 ~趣味を思いっきり楽しめます~

アスパラ農家オフシーズン

2か月のOFFseason 何をする???Vol.1

 
aspara農家
 

アスパラ農家のオフシーズンの過ごし方

アスパラガスの管理作業 編

アスパラガス農家の収穫は10月いっぱいで終了します。

11月に入ると収穫作業がないのでオフシーズンに突入です!
(収穫がないので収入も0ですがね)

今回はアスパラガス農家として2か月の時間をどのように
過ごしていくか記事にしていきます。


管理作業

収獲が終わると農作業の時間は激減しますが管理作業は多少あります。

①灌水(水やり)
②シーズン中にはできないハウス周りの管理、修繕
③2週に1度養分を株元へ送る肥料の散布
④残アスパラの除去

①灌水(水やり)

シーズンが終了しても、アスパラガスは、来年のために
光合成をして一生懸命葉から株へ養分を移しています。

光合成に必要な物『光、水、二酸化炭素』
このうちは、雨が当たらないビニールハウスでの栽培では
人間の手で与えなければなりません。

画像
程々に水

頻度は、畝(うね:栽培しているところ)が乾いて
ひび割れしない程度に保湿状態を保てばOKです。
大体2~3日に一回程度、天候を見ながら程良くって感じです。
このあたりが農家の感覚って感じで...
各農家さん皆さんやり方が違う(正解がない)ので、
経験値の差が出てくる部分です。

②シーズン中にはできないハウス周りの管理、修繕

ビニールハウスの経年劣化や台風の影響で傷んだ部分の
修繕作業もこの時期にやっておきます。

私の場合は、まだハウスも新設したばかりで直すところがないのですが、
島内のアスパラ農家さんのハウスを協力しあって、修繕します。
コミュニケーションも取れて親密になれますし、修繕のノウハウも
同時に習得できるのでとてもいい経験になります!

他の産地はどのような感じか分かりませんが、
自分たちで修繕できる農家が近くにいるのが心強いです。
この地を選んでよかった点の一つかもしれません。

③2週に1度養分を株元へ送る肥料の散布

来年の養分をしっかり蓄えるために、
地上部の葉から養分を地下部の株へ転流させるため
『ホスプラス』(亜燐酸液肥)を散布します。
簡単に言うと、成長を加速する肥料です。

これを10日に1回、計4回散布して黄化させていきます。
鮮やかな緑色だったアスパラガスが綺麗に色が変わっていきます。

画像
(順調に養分転流が行われている証拠)

 

④残アスパラの除去

温度が下がってくると、アスパラは出なくなってきて収穫はおわりますが、
まだまだ余力で出てきます。
これらのアスパラガスは株に蓄えられた養分の無駄になるので
細目に除去していきます。
この作業を細目にできるかどうかで、来年の収穫にも
影響が多少なりとも出てくるのでしょう。

一所懸命やらなくてもいい作業でも
時間を投資して、コツコツ管理していく農家が
高反収農家になれるんだな~と感じます。


農業は各々、考え方、やり方が違うので
自分にしっくりくるやり方でいいようです。
灌水一つにとっても
答えは1つでない。ってことですね。

やるか!やらないか!
自分で決断できるの楽しいですね!!


ほぼ管理作業に時間がかからない11月12月
やり方によっては
長期で旅行に行けたり
趣味に没頭できたり
新たな勉強ができたり

自分磨きに自由に時間を使えるのが
アスパラガス農家の最大の魅力と感じる今日この頃です。

今日もゆる~い感じの記事を
最後まで読んで頂き
ありがとうございました。

では、また。

 

 

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